2016年9月3日土曜日

拒絶は理解への第一歩

皆さんこんにちはー!

資料や教科書を一目見ただけで、内容を読んでいないのに 「理解できる気がしない」 なんて思ってしまうことってありませんか?

私は時折あるんですが、そういう時の原因と対処法について、私なりに考えたことを載せておこうと思います。



拒絶のメカニズム


例えば前衛芸術的な絵画を見たとき、それを理解しようとするより前に 「うわぁ」 と一歩引いてしまうことがありますね。

ぜんぜん理解できる気がしなくて、理解しようという気すら失せてしまったりします。 これが拒絶です。

なぜ新しいものを見て受け入れを拒絶するかというと、それを理解するには自分が耐えられるかわからない程の精神的な負担が伴うだろうと無意識のうちに判断しているからです。

ただし、それはあくまで一目見ての印象です。一目見た瞬間に理解できる内容ではない、というだけの拒絶なんです。

じーっと眺めていれば良さが分かるかもしれません。より詳細に客観的に観察すれば良さが分かるかもしれません。部屋に飾って毎朝挨拶していればいずれ分かるかもしれません。

しかし、一度 「理解できない」 という印象を持ってしまうと、なかなか好意的に見れなくなるのは人のサガですよね。

勉強だって同じです。新しい分野の勉強を始めようとして、いきなり専門書を読んだりすれば、拒絶がおきるのは当たり前なんです。

でも、だからといって勉強しないというわけにはいかないですよね。拒絶を乗り越えて理解しなければいけません。

拒絶を乗り越えるポイント


ポイント1 理解の前段階にいると自覚すること


理解できる気がしないなーと思ったとき、それは理解のためのプロセスを順調に進んでいる証です。

ポイント2 学習の目的を明確にすること


だいたいどんなことでもそうですが、何のためにやっているのかを明確にしておくと、それだけで効率ががらりと変わります。

目的は 「100点を取ること」 とか 「試験に合格すること」 とかよりも、 「あいつにだけは負けたくない」 とか 「資格を取って給料アップで車を買うぞ!」 とか、もっと自分のやる気を引き出せる目的にすると良いです。

ポイント3 理解できなくても良いので、とりあえず知ろうとすること


何かを受け入るためには、まず何を受け入ようとしているのかを事前に知っていないとどうしようもありません。

ですので、まずは理解できない前提でいいので知ろうとしましょう。

例えば英語の勉強などで、英文を 「見慣れないもの」 から 「意味は分からないけど見慣れてきたもの」 に変わるだけでも、英単語を観察できる心の余裕が生まれてきます。

余裕ができたら、次のポイント4も一緒にやるとよいです。

ポイント4 知っていることを見つけること


何かを知ろうとするとき、その中に自分の知っている部分があるかどうかも考えてみましょう。 これはあれに似ているなとか、これは聞いたことあるぞとか。

既に知っていることがあればあるほど理解の負担が軽くなり、知らない部分を理解するための手掛かりにもなります。

探している最中にビビッときて理解できるようになることもあります。

ポイント5 きちんと睡眠をとること


おまけ、というか大前提です。睡眠は大切です。

睡眠中は脳が記憶の整理をすると言われています。実際、ポイント1~4を終えて一晩寝ると、昨日よりも理解しやすくなっているような気がします。

また、脳が疲れているときは頭が働きませんし、ちょっとしたことでイライラしてしまったり集中力が続かなかったりします。

勉強でも仕事でも、自分ではきちんとその時出せる全力でやっているんですが、実は作業効率や質が落ちている、ということもあるんです。

ということで……


如何でしたでしょうかー!

自分の経験則をまとめただけですので、人によって差はあると思います。それでも、どなたかのお役に立てたらうれしいな、と思って書いてみました。

仕事で必要な勉強は 「いつか理解できるようになる」 と悠長に構えている時間がないので、こういう方法を無意識のうちにとるようになっていました。

本編の制作日誌では、Blogger テンプレートという今まで見たこと無いファイルの中身を見て戸惑ってしまったところです。( 本編:『テンプレートの正体 ~Blogger テンプレートを作るよ! (2)~』 )

つい最近 Web デザインに片足突っ込んだ私にとっては非常にタイムリーな話題でした。

これからポイント5を実践します。おやすみなさい!

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