2016年12月5日月曜日

何年かぶりに雑誌を買い、フォントの奥深さを知った話

こんにちはー!

最近、知識のインプットが減ったなと思い、プログラミングやデザイン関係の雑誌を買うようになりました。 最近買ったものは日経ソフトウェアと +DESIGNING です。

なんと、システムエンジニアとして会社で働いていたときは一切購入したことがない雑誌です!

買った雑誌を紹介

デザイン関係については元々専門外ですし、プログラミングの場合は雑誌よりも専門書を買う派ですので雑誌を買うことはありませんでした!

雑誌の選択は完全に気まぐれです。

日経ソフトウェア


日経ソフトウェア 2017年 1月号
(画像クリックで Amazon にとびます)

日経ソフトウェアに関しては、目的はどちらかというと特別付録の 「JavaScript 実践テクニック」 です。Javascript は仕事で使うのでそれなりに詳しい方ですが、もしかしたら新しい発見があるかもしれないと思って買ってみました。

名前からやや硬派な雑誌かと思っていたんですが、マインクラフトというゲームの講座が連載されていてびっくりしました。意外と入門者向けなのかな?と思ったら専門的な内容も結構ありました。

あとから知った話ですが、この雑誌は Kindle Unlimited で読めるらしく、この雑誌一冊の金額よりも Kindle Unlimited の一ヶ月分の料金のほうが安かったです。文字が大きくて、紙媒体だとちょっと読みにくいかな~と思っていたんですが、電子端末で読む人をターゲットにレイアウトを考えていたのかもしれないですね。

私はどちらかというと紙媒体派ですが、この雑誌に関しては購読するなら電子書籍のほうが安くて読みやすそうだと思います。

+DESIGNING


+DESIGNING VOLUME 42
(画像クリックで Amazon にとびます)

+DESIGNING は私の人生初購入のデザイナー向け雑誌です。文章量も多く、じっくりと読める雑誌です。

特にフォントを制作する人たちの話にはとても惹かれました。フォントの一文字一文字には読みやすさや歴史などに対する想いが篭っていて、その文字から確かにそれを感じることができました。

雑誌に乗っているノウハウの殆どが InDesign と Illustrator の設定の話でしたので、どちらも持っていない私にとっては、残念ながら雑誌の 6 割くらいは実感がわかない内容でした。でも、プロの方たちはこれほど工夫して良質なものを作ろうとしているのだと思うと、デザイナーのプロ意識の高さを垣間見た気がします。

ミニ特集として、Office アプリで標準フォントを使うときのコツみたいなものが載っていました。

フォントってすごい

雑誌を読むまで、私のフォントの扱いといえば、英字が等幅のほうがなんかいい気がするとか、明朝で書いたほうが印刷したときにいい感じとか、 「自分が読みやすいフォント」 をその時の気分で選ぶ感じで、毎回悩んで試して決めていました。

改めて自分が過去に書いた文書のフォント選びを思い返してみると、面白いことにその自分の気分で選んだフォントは、きちんと使用する局面に合った適切な選択だったらしいと知りました。

プログラミングについての文書の場合、

  • 図表のプログラムは等幅で I と l 、O と o と 0 などの見分けがつくもの
    • プログラミングの場合、文字数を幅で判断でき、見間違いの少ないフォントのほうが読みやすく書きやすい
  • 本文内に変数名等を書くときは図表のプログラムと同じフォントにする
    • 読む人は、本文中に変数名等が出てくると、図表のプログラムのどこにそれが使われているのかを確認する。フォントが同じなら一致するものを見つけやすい
  • お客様に提出するものは明朝体
    • 明朝体には堅実な雰囲気があり、信頼感や説得力が増す気がする
  • タイトルのフォントや改行位置にこだわる
    • しっかりした雰囲気の表紙を作ると、読む人も気を引き締めて読むことができて仕事が捗る

という感じで、理由をきちんと考えてみると意外としっかり選んでたんだなぁ~と思いました。

そう思ってブログを読み返してみると、そういえばテンプレートの css の設定には日本語フォントの指定が一切入っていないことに気が付きました。全世界共通の標準テンプレートなので、日本人向けの日本語フォントがわざわざ指定されていたら驚きですけどね!

試しにブログのテンプレートで日本語フォントを追加してプレビューで確認してみると、游ゴシック体は同じサイズでも文字がやや小さく薄く、少し読みにくいものの詩的な美しさを感じます。

メイリオは文字に存在感があって字の判別が比較的しやすいですが、無機質で感情が伝わりにくい感じがします。

上から、MS Pゴシック、メイリオ、游ゴシック Medium。
同じサイズでも大きさが違い、英字の形も違う。特に g 。

Windows OS で一般的な MS Pゴシック も何も特徴がないわけではなく、アンチエイリアスのかからないジグザグ感と可変幅が手書きのノートのようで、生活感があります。白と黒がはっきりしているので読みやすいですが、文字のつまり具合などに癖があって読みにくいところがあります。

こういう知識と感性を得てから新聞の折込チラシとかテレビ番組を見てみると、今まで見たことがない角度からものを見ることができるようになりました。

フォントって、なかなか奥が深いですね!

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